最近は前歯から小臼歯部まで、先ずホワイトニングを行なってから、前歯の補綴(白い歯のかぶせ物)をなさる患者さんが傾向的です。
ホワイトニング(オフィスブリーチング)
歯を白く美しくするための治療も行っております。豊田地区ではいち早く、安全かつシンプルなライト「ビヨンドライト」を導入しております。ホワイトニング剤に光を照射して短期間で治療が済み、いち早く効果が実感できるというのが特徴です。なお、最近では、正面から見える歯を全部(上6〜8本、下8〜10本)を
一度に照射する治療が主流です。
ホワイトニングとは、簡単に言えば歯の漂白です。
ホワイトニングには、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」また、両方を併用する「コンビネーション(デュアル)」があります。
ホワイトニングにより以前より歯磨きの回数が多くなり磨き方が以前より丁寧になった。と経験された方が仰います。QOLが高まった事の証明で嬉しくおもいます。
ホワイトニング:歯自体の色が薬剤と照射する光によって歯の内部に作用して化学的に白くなっていきます。即ちエナメル質の中の着色物質を分解することにより、着色の少ない物質に変化させて歯の漂白が行われます。
クリーニング:歯の表面に付着した汚れ等を専用の器具で機械的に取り除きます。尚ホワイトニングをする前には必ずクリーニングを行います。
■オフィスホワイトニング(ビヨンド)
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行います。
歯の付け根の歯肉の保護を行い、歯面に透明ゲル状の薬を塗り、それに反応する光を適切な時間照射し、歯面の着色物質を分解させながら白くしていきます。
「ホワイトニングはレーザーを使うのですか?」という質問もよくあるのですが、現在多く用いられているのはハロゲンやプラズマなどの光です。
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ホワイトニングビヨンドライト |
beyond POLUS |
■ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニングです。
専用のトレーに適量の薬剤を入れ、歯に装着します。1日に2〜3時間から開始します。
2〜3週間装着します。使用する薬剤により期間が異なる場合があります。
実施期間は継続することがホームホワイトニングのコツです。白さを維持できます。
■コンビネーション
コンビネーションとは「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の両方を併用してホワイトニングを行います。
ビヨンドによるオフィスホワイトニングで十分な白さを得ることが出来ますが、ホワイトニング効果をより確実にします。
効果には個人差があります。なかには白くなりにくいタイプの歯もあります。
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料金 |
オフィスホワイトニング |
25,000円+消費税(2回)
※その後6か月以内に3回目以降を希望する場合:1回につき13,000円+消費税 |
6ヶ月メンテナンス |
13,000円+消費税(1回につき)
※但し歯冠研磨も含みます。 |
ホームホワイトニング |
25,000円+消費税
※但し薬剤+マウスピース上下各1装置を含む。
※使いきった後の追加の薬剤は5,000円+消費税
※マウスピースが破折した場合は1装置につき16,500円+消費税 |
コンビネーション |
オフィスホワイトニング料金+ホームホワイトニング半額料金+消費税 |
定期的なメンテナンスにより白さを継続できます。
効果には個人差があります。
ホワイトニングに伴う一般的なリスクや副作用について
全てのリスクや副作用が生じるわけではありません。
- ホワイトニングは個人によりその効果が異なります。すべての方が必ず現在の色調から明るくなるという保証はありません。色調の改善が見込めないこともあります。
- オフィスホワイトニングで使用される薬剤は歯の表面を覆う保護膜(ペリクル)を一時的に分解します。処置直後は歯面がざらつきやすくなります。保護膜はおおよそ 24〜48時間で回復するとされます。その間は着色性の飲食物や酸性の飲食物を控えるなど、特別な注意と自己管理が必須です。
- 妊娠する可能性が高い方、あるいは妊娠中・授乳中の方にはホワイトニング控えていただきます。時期をずらして行うことをお勧めします。
- ホワイトニング効果の持続期間は、変色の原因及び生活習慣によって変わります。
- ホワイトニングにより、一時的に知覚過敏、歯肉のヒリヒリ感(灼熱感)、歯肉粘膜の潰 瘍、歯の痛み等が生じることがあります。通常数日で回復します。
- エナメル質が亀裂等の損傷を受けている場合や、すでに知覚過敏の傾向がある場合は症状が悪化することがあります。その場合はホワイトニングを中断することがあります。
- ホワイトニングを行うと、歯の表面に帯状、線状、点状に白いマットな色調になることがあります。これは歯に元々ある歯の模様がホワイトニングにより強調されたものです。ホームホワイトニングを継続し、数週間から数ヶ月でなじんできます。それでも気になる場合は、歯を削って白いつめものをするなどの処置が必要となります。また、ホームホワイトニングを短期間に繰り返した場合、歯の色がマットな白さになることがあります。
- ホワイトニングは神経のある天然歯の色調を変化させます。詰め物や被せ物は変化しませんので色調に差が生じます。目立つ場合は詰め物や被せ物をやり直す必要が出てきます。
※神経の無い歯のホワイトニングは当院では行っておりません。
ホワイトニングを避けた方が良いとされる事項
- ホワイトニングは神経のある天然歯を対象とした処置です。入れ歯や差し歯などの人工歯は白くなりません。人工歯も明るい色合いにしたい方は、ホワイトニング完了後に差し歯などを作り替える必要があります。
※神経の無い歯のホワイトニングは当院では行っておりません。
- 詰め物や被せ物が極端に多い場合、ホワイトニングで自分の歯だけが明るくなると人工歯との色差が際立つことがあります。色調をそろえる方法もありますが、時間と費用がさらにかかります。
- 歯に亀裂が入っていると、亀裂に薬剤が浸透します。薬剤の刺激が痛みを引き起こす可能性があります。亀裂が確認された場合はホワイトニングを中止し、歯科処置を優先したほうが望ましいです。
- テトラサイクリン系薬剤の影響で変色した歯は、ホワイトニング効果が出にくい傾向があります。
- 18 歳以下の場合、エナメル質が未熟なため、ホワイトニングはおすすめしておりません。
ホワイトニングを行ってはいけない事項
- 無カタラーゼ症(カタラーゼ欠損症)の人は、ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を分解できません。体内に取り込まれた薬剤が残留すると進行性口腔壊死など深刻な障害を招く危険があるため、ホワイトニング処置は出来ません。
- 妊娠中または授乳中の胎児・乳児への影響は不明とされます。ホワイトニングの時期をあらためることをおすすめします。
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