当院の歯科矯正
当院は、流行の白い矯正装置や歯の裏側の矯正装置はあえて採用していません。
矯正方法はSAS法(歯列分割法)を採用しています。
矯正装置と矯正ワイヤーのすべる動きがとてもスムースなのが特徴です。一般的な矯正装置よりも矯正治療中の歯の痛みが少なくてすむとの好評な方法です。
近年は矯正をする人が増えているように感じます。
昔ほど珍しがられたりひやかされたりすることは少なくなりました。決して恥ずかしがる必要はないと思われます。
矯正治療であらかじめ知っておいたほうがいいこと
- SAS矯正装置でも装着すると2〜3日歯が浮いたようで、食事がしにくいかもしれません。
感じ方は個人差があります。
- 矯正治療の治療予定期間は歯並びの程度によって個人差があります。
- 予測したよりも歯の動きが遅い場合があります。矯正治療中に抜歯を追加する場合もあります。
- 治療予定年数よりも長くなることもあります。
- 口呼吸・舌癖・頬杖等々の癖は歯が異常な方向に動きますので無用な癖は無くすかコントロールが必須とされています。
その他 矯正治療中の注意事項
- ぶつかり合うスポーツは口の中を傷つけることがあるので注意が必要になります。
- 食事や間食の後はすぐに歯を磨きましょう。
- 矯正治療中は1ヶ月毎〜1ヶ月半毎に一度程度は観察調整が必要です。
- 歯磨きや指定したゴムの装着等々の自己管理も大切な矯正治療の一環です。
矯正治療が終わったあと
- 歯はもとの位置にもどり易い習性があります。歯は動かした位置に安定させることが大切です。これを保定といいます。
- 歯は誰でも一生動き続けます。
- 矯正治療が終わっても、口呼吸や舌癖をトレーニングでコントロールできていない場合は、歯が異常な方向に動くと言われています。口呼吸や舌癖のトレーニングは必須です。
審査診断料 |
8,500円+消費税 |
基本料金 |
子供 |
一期治療:250,000円+消費税
二期治療:350,000円+消費税
(子供は一期と二期の2期間にわたります) |
普通 |
600,000円+消費税 |
複雑 |
720,000円+消費税 |
月再診/調整料 |
普通 |
3,000円+消費税 |
複雑 |
4,000円+消費税 |
■歯科矯正に伴う一般的なリスクや副作用について
全てのリスクや副作用が生じるわけではありません。
- 矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間〜1、2 週間で慣れることが多いです。
矯正装置が唇や舌、粘膜に擦れることで、口内炎ができたり、傷がつきやすくなったりしま
す。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性が
あります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、食事制限(装置を壊すような食べ物を避ける)、
定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が必須です。協力が得られない場合は治療結
果や治療期間に影響します。歯並びに影響がでるような習癖(過度に食いしばる癖、舌を出
す癖、頬杖や食事の際に片側のみで噛むなど)があると矯正治療が円滑に進行しないことが
あります。
- 歯科矯正中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。不十分な清掃状態が続
く場合は虫歯・歯肉炎・歯周病に罹患しやすくなります。丁寧な歯ブラシによる自己管理は
必須です。フッ化物の使用、定期的なメンテナンスを受けたりすることが望ましいです。
- 歯科矯正中には、咬み合わせや歯並びが変化します。それに伴い、咬み合わせや顎の関節
に違和感や痛みが発現したり、隠れていたむし歯が発見されたり、一時的に歯並びが以前よ
り悪くなる場合があります。
- 歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。歯の根が曲がっている場合も歯が
動かないことがあります。
- 歯を動かすことで歯根吸収(歯の根が短くなる)や歯の変色(神経の壊死)が起こるこ
とがあります。歯を動かすことで歯肉退縮(歯肉がやせて下がること)やブラックトライア
ングル(歯と歯の間の三角形の隙間)が起こることがあります。小帯(唇や頬にあるヒダ)
の位置が悪かったりすると、歯の移動を阻害する可能性があるため、歯科矯正中に切除する
場合があります。
- 歯科矯正中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 歯科矯正中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が
出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。ほとんどの場合、自然に排泄されます。
- 矯正装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の
一部が破損する可能性があります。
- 歯科矯正後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。 ただし、後戻りの要因はこれに限らず、様々な要素が原因となり起こることがあります。
- 歯科矯正後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修
復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育、親知らずの影響、口腔環境状態により、かみ合わせや歯並びは変化し
ます。
- 加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化します。
その場合、再び歯科矯正することが望ましいことがあります。
- 歯科矯正は、一度始めると元の状態に戻すことはできません。
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